2012年03月02日

エドワード8世

「エドワード8世」と、「Misty Station」。
大劇場公演は、あと3日になってしまった。
私にとっては、今日が、マイ楽。
ああ、なんだか、何とも言えない気持ちです。

「エドワード8世」は、先に観た友人たちから聞いていたとおり、
やや起伏に乏しく、地味めの作品だったけど、十分に楽しめた。
ゆったりとした気持ちで、きりやんのプリンスチャーミングぶりを、愛おしく味わえる穏やかな作品でした。
このエドワード8世、去年見た、映画「英国王のスピーチ」では、ものすごくいい加減で無責任な遊び人だったけど、今回きりやんデイヴィッドは、型にはまるのを嫌ってはいても、非常にまじめで、英国王としての使命感や理想をちゃんと持った、まともな人に見える。
現実にはどっちだったかはともかく、ハンサムな遊び人の王子様は、タカラヅカ的にはうってつけの魅力的なキャラだし、その王子様が人妻との恋を貫くために、王位を弟に譲るというのは、お伽噺としては面白い。
でも、現実には、放りだしたんだよね、王位をというよりも、義務を。
後悔はしてるけど、もう一回同じ状況に立ったとしても、やっぱり王位よりもウォリスを取ると言ったデイヴィッド。なんかそこは負け惜しみみたいに聞こえるのよね。
王冠より愛を取ったというのは、言いわけで、結局、王位の現実から逃げた・・・ってことなのかなって。

でも、きりやんがやると、誠実に見えるから不思議です(笑)。

きりやんの持ち味で、一番好きなところは、誠実さ。丁寧な役づくりは、文字通り職人芸の域。
ほかの誰にも真似のできない独特の空気感だと思う。

思い出すのは、「マジシャンの憂鬱」のボルディジャール殿下や、「パリの空よりも高く」のエッフェルさん、「大阪侍」の又七さん、そういえば、「長い春の果てに」のお医者さんも。
みんな誠実な愛すべき人柄で、大好きだった。
真面目に努力して、ちゃんと結果を出す誠実な人。
宝塚スターとしての、きりやんも、それを貫いたよね。
膠原病という、大病を乗り越えて、頂点に立ったきりやん。
しっかりと、組をまとめて、質の高い舞台を見せてくれるきりやん。
立派だわ。

まりもちゃんは、カッコ良かった。
可憐だとか、無垢だとか、そういう形容詞はなくても、
大人の女のカッコ良さは素敵です。
びしっと背筋を伸ばして、ぶりぶりしない潔さ。男前だわ。
星時代から、まりもちゃんは好きだったけど、
コンビが決まったときは、正直きりやんと合うのだろうかと、心配する気持ちもあった。
でも、スカピン観て、心配はふっとんだ。
きりやんの包容力と芸の大きさに、まりもちゃんはちょうど良かったんです。
きりやんの魅力実力は、相手の娘役が強いぐらいのほうが、いきいきと際立つんですね。
素敵なコンビを観ることができて、劇団に感謝だわ。
ウォリスは、王子様に媚びない、気が強くてはっきりものをいう、大人の女。
きりまりコンビにぴったりの、甘いだけじゃない大人の恋の物語でした。

ショー「MistyStation」は、
今の月組らしい、きりやんを中心としたまとまりのいい、小気味のいいショー。
きりやんはじめ、まさみり、若手、歌える人が多くて耳触りがとてもいいのね。
極めつけは、一樹さんの、歌うヴィーナス!!
あの、チャーチルと、同じ人とは思えない、歌声でした(笑)。
一緒に歌ってた若手男役さんは、誰だろう?
こちらも驚くほ艶やかな、美しい声でした。

斎藤氏お得意の、可愛い動物ちゃんたち、今回は、オームちゃんズ。
そのオームちゃんたちと、もりえちゃんが歌う「風」とか、まりもちゃんが最後に歌う「グッバイマイラブ」とか、懐かしい昭和の温もりが、歌い手の柔らかい退団オーラと相まって、なんともいえず、いい味わいでした。もちろん、きりやんのマイウエイも、ダイナミックなデュエットダンスも素晴らしかった。

一色さんは、お芝居でも、ショーでも、大活躍。
沢希理寿さんのカゲソロもあるし、エトワールは、彩星さん。
退団者は結構見せ場があります。
個人的には、もりえちゃんの姿に、なんだか泣けてくるのよね。
淋しい限りです。

一方で、立場の決まった、まさおくん、みりおくん、ちゃびちゃんは、それぞれに成長が感じられ、
気がつけば、ショーでは、若手は、としちゃん、ゆりやくん、ゆうきくん、ちなつちゃん、たまきちくんが、主要どころとして、入れ替わり立ち替わり、ばんばん出てくる。銀橋も渡る。
見慣れたメンバーが卒業していき、次の時代が始まろうとしているのね。
これが、タカラヅカ。風の流れの、変わるとき。
それを実感しながら、きりやん、まりもちゃん、そして退団者のみなさんには、心から、感無量の拍手でした。

長い間、楽しませてくれて、ありがとうグッド(上向き矢印)

残りの日々、たくさんたくさん、輝いてくれますようにぴかぴか(新しい)
タグ:きりやん
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2012年02月16日

仮面のロマネスク、アパッショナードU

先に縷々述べたてたように、「仮面のロマネスク」という作品は、熟成した大人の味わいグッド(上向き矢印)。キワモノのようでいて、人間の本質をドラマチックにあぶり出していく。
だから、大人の、完成した男役さんでないと、ヴァルモンにはなれないし、
どろどろの情念をしたたかに心の仮面で隠していても、凛と崩れない品位を保てる女役さんでないと、メルトゥイユにはなれない。
再演希望があっても、そういうキャステイングが難しかったんじゃないかな。
私は、ゆうひさんで、観たかったのですよ。

期待どおり、ゆうひヴァルモンは、屈折したニヒルな恋愛の達人。
トゥールベル夫人を口説く迫力、もう、いやらしくて素敵でね、たまりませ〜んハートたち(複数ハート)
困惑し拒絶しながら、逃げ回る貞淑なトゥールベル夫人の、いやよいやよ、ああだめ、そんなこと、
というのがまた、お約束どおりでね、嬉しい。
息をのんで、観てしまう。もちろん、トゥールベル夫人に自分がなったみたいな気分で!
きゃああああわーい(嬉しい顔)わーい(嬉しい顔)わーい(嬉しい顔)、恥ずかしい。
藤咲えりちゃん、捨て身で頑張ってましたね。ゆうひさんは、余裕(笑)ぐいぐい迫る迫る。

でも、セシルに対しては、はいはい、ついでにねって感じの、完全にオコチャマ扱い。
別に嬉しそうでもなく、義務感って雰囲気で。
教会の場面も、情愛のカケラも感じられず、あっさりとしたもんでした。
高嶺さんは、もう少し、ねっとりと絡んで、可愛い子ちゃんを楽しんでたみたいだったけど。
酷薄ゆうひヴァルと、いやらしい高嶺ヴァル。どっちがひどいかは、お好み次第ねムード

メルトゥイユすみかちゃんは、まあ、想像どおり。
花總まりのメルトゥイユは、強烈にお花さまオーラで他を圧倒してたけど、
すみかメルトゥイユもまた、どこまでも、すみかオーラ。
他を圧倒するほどの美貌がないぶん(はっきり言ってごめんなさい笑)、わがままな自分ワールドで、貞淑な仮面をかぶっていても心はどろどろ、なるほど駆け引きは上手ねえ、とわかります。
達者ではあるので、一応納得。(私的には、ベツモノとして納得ってこと)

ダンスニーみっちゃんは、なんか天然お笑い担当みたいだった。ほんわかダンスニー。
もっと怒っていいんだよ、人がいいから、怒りきれなかったのね。
ジェルクールともちんは、適役。いるいる、権力も女も大好きなやり手のおじさんが、遊びつくした揚句に、何食わぬ顔で汚れのない少女を奥さんにしちゃうパターン。こちらも、大人の余裕ね。
セシルれーれは、役作りの必要がないほど、汚れない可愛らしい少女。

大ちゃん、アッキー、かいちゃんは、目の保養。
ずっと気になってる天玲さんは、髭をつけてました。やっぱりヒトクセあって、目をひくわ。
かちゃは、ヴァルモンの従者、初演ではとうこちゃんがやってたっけ。
初演で、風早優さんたちがやってた、こそどろ使用人トリオは、名前もわからない新人さんたちだったけど、なかなか熱演が微笑ましかった。

これ、大劇場だったら、通うわ、絶対。
名古屋の方たちが羨ましい。

「アパッショナードU」については、元気いい、めりはりのある、無駄のないショーで、
楽しんでるうちに、あっというまに終わっちゃった。

ルドルフヴァレンチノの場面、なんとナターシャが、かいちゃんだった!!!
演る方も、観る方も、去年の「ヴァレンチノ」公演を明らかに意識してるので、
以前よりもずっと空気の濃い場面になってた。
「ナターシャと一緒にルデイを思い出しましょう」コーナーみたいになってて、
なんか、感極まって泣きそうになった。
少しだけ早い、さよならテイストかな・・・。
デュエットダンスも情感があって綺麗でした。

全体を通して、やはり、宙組の層の厚さと、ゆうひさんの、男役としての力量の大きさを、
しっかりと見せてもらえて、芝居とショーのバランスもいいし、非常に見ごたえがありました。
名古屋まで行って、
本当に、満足満足。
行かなかったら後悔するところでしたよ。




posted by 白花 at 18:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 宙組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

仮面のロマネスク

恒例の名古屋中日遠征。今年も行ってまいりました〜新幹線
今年は、例年より気合いが入ってます。
次でご退団のゆうひさんと、「仮面のロマネスク」「アパッショナードU」だもん。
これは観ておかねばね。

「仮面」の初演は、通いました。
柴田作品の中でも、好きな作品で、ただやはり年月の流れのせいで、忘れてたところもあって、思い出したり、なるほどと改めて納得したり、観てて忙しかった本

そういえば、これは高嶺さんのサヨナラでしたが、サヨナラモードよりも、むしろ内容の濃さにはまったのでした。
高嶺ヴァルモンは、美しくていやらしくて、本当に色っぽくて素敵だったし、何と言っても、メルトゥイユお花さまの、圧倒的な美しさ。お花さまは、初舞台から退団まで、全部観てるけど(長い年月のおつきあいでしたなあ)、美しさの点だけいえば、メルトゥイユ夫人が、マックスだったと思う。
当たりを祓うような、神々しい美しさ。特に、最後の場面で二人がみつめあうところ、お花さまが、凛とした可憐なお声で、「楽しかったわ」と言って、表情は変えずに、はらはらと真珠の涙を流すの。そして、ドレスの裾をダイナミックに翻して蝶のように舞う、華麗な最後のダンス。リードする高嶺ヴァルモンの憂いある優しい表情。忘れられませんね。今でもため息がでるほど。

・・・ああ、伝説の昔語りについつい熱が入ってしまったわ。きりがないので、これくらいにします。

さて、年月を経て、改めて、今回観て、この作品、やっぱり好きだわ。
登場人物のせりふのひとつ、行動のひとつが、実に良く構成されてて、それぞれの人物の背景や人間関係に、観る側の想像が掻き立てられるのです。
みんな濃い人でね。そして時代背景がこの人たちのキャラをより際立たせる。
貴族の常識は、一般人の非常識、ほんとあり得ない人たちなんだけど、納得いってしまうから面白い。柴田先生のセリフが日本語としてきちんとしてるというのも大きいな。
・・・これ、キムシンや、石田先生だったら、もう絶対、ちがうものになってますよ(笑)。

主人公ふたり、ヴァルモンとメルトゥイユは、似たもの同士で、ほんと、あんたら、それはないやろ!と呆れるほどの、自己中。自分にとって大事なのは、自分だけ。恋の駆け引きしか頭になくて、そのために人を傷つけることなんか、なんとも思ってない。お友達にはなりたくないタイプ。
るんるん〜お友達はいやだ〜♪♪

「あなたがいたから、楽しかった」というのは、そりゃそうでしょう。
自分が一番好きだから、男女のちがいはあっても、合わせ鏡のように、自分とおんなじタイプが好き。まわりの純情な人たちを利用して思う存分楽しんで、最後にお互いに「あんたが一番」と認め合い、ふたりだけの華麗なる舞踏会。あっぱれな貴族魂。
終わり方としては、悲劇なんかじゃなくて、実は彼らの美学にはもっともふさわしい幕切れだったのね。お見事でした(笑)。

いや、だから、いいんですよ。
描かれるのは、人間の醜さですらあるのに、こういう潔い終わらせかた。
それで余韻がしっかりと残る。
柴田作品の、醍醐味です。

あらごめんなさい、作品のことばっかりで、肝心の公演感想に辿りつけませんね。
ここでいったん改めます。

posted by 白花 at 11:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 宙組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月27日

ごぶさたしてます

年が変わって、もう1月も終わろうとしてる今頃、
やっと、ご挨拶・・・間が抜けてますが。

宝塚について、勝手なことをとりとめもなく、気が向いたときに、語っております。
今年も、どうぞよろしくお願い致します。

さて、まずは、前回更新(な、なんと、2カ月以上前なんだあせあせ(飛び散る汗)と、唖然)
以降の観劇報告を簡単に。

星オーシャンズ、一回観た。とっても楽しかった。
ちえねね、大好き揺れるハート
感想書こうと思ってるうちに詳しいことを忘れてしまった・・・すみません。
紅くんが成長してた。真風くんが等身大で、へたれだけど可愛かった。
どいちゃんも、可愛かったわーい(嬉しい顔)
もう一回、ちゃんと観れば良かったなあ、時間がなくて残念でした。

年末ラスト観劇は、ドラマシテイのSAMOURAI。
今年初観劇も、同じくSAMOURAI。
これは、2回観たけど、ん〜ふらふら、ザ・谷ワールド。
生徒さんたちは、熱演してたけど、私はダメでした。
へんちくりんな和洋折衷、意味不明の長台詞、奇妙なフランス語の歌、
なんで日本から留学した日本人サムライが、市民戦争に命がけで参加するのか、
突然ベルばらになったり、望郷になったり。
どう考えても理解できなかった。
しかも、お得意の、無駄な死のオンパレード。
谷先生は、もっと普通に、得意の落語ものでいいから、ちゃんとした日本ものをされるべきです。
年末年始の忙しいときに、こういうのは勘弁してくださいっというのが正直な感想でした。

それから花組「復活」と「CANON」観劇。
お芝居はしっとり、ショーは大人っぽくて、とても良かった。
久々に、花組らしさを、じっくりと味わえた感じ。
蘭トムも、壮さんも、みわっちも、円熟、大人の味わい。
この季節にロシアものって、心に沁みてなかなかいいんですよ。
蘭はなちゃん、可憐だし、ひめかちゃん、佐々木希みたいに可愛い。
歌うまさんたちと共に、退団なのね、残念です。
もっと早くに観れば良かった。もう一回ぜひ観たいけど、もう終わるのね。

そして、今日は、宙バウ「ロバートキャパ 魂の記録」初日を観てきた。
友人が友会であてたのを誘ってくれたの。
これについては、改めて書きますね。

そんなわけで、このところずっと、ひと公演、1〜2回観るのが精いっぱい。
ぼんやり見てると、あっというまに公演が終わってしまう。
新公もご無沙汰、イベントごとにもご縁なく、スカステにも入ってないから、
あんまりエラそうに語れなくなっちゃったな。

大幅な人事異動については、一応きいたけど、理解できていない。
異動がすんで、落ち着いた頃に、やっとわかるんだと思う。
バレエとか、スポーツでも、一日練習しないだけで、カンを取り戻すにはその何倍もかかるっていう
のとおんなじで、タカラヅカファンも、しっかりと観てないと、ついていくのが大変ダッシュ(走り出すさま)だと、実感する今日このごろです。

きりやんと、ゆうひさんのご卒業については、感慨がある。
2月は、久々に、タカラヅカちゃんと観なくちゃ!!気分です。
今から、涙出そうだわ。

こんな具合ですが、本年も、更新はぼちぼちですが、
宝塚を愛して語り続けるつもりですので、
平凡な、おばちゃんファンの戯言を、時々のぞきにいらしてください。

どうぞよろしくお願い致します。
posted by 白花 at 22:45| Comment(0) | TrackBack(0) | つれづれいろいろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月20日

アリスの恋人

まずは、お詫び、本当更新さぼってて、ご無沙汰で、ごめんなさい。
こんな具合なのに、読みに来てくださる方に、本当に申し訳ありません。
あんまり観に行けてないというのもありますが、
自分自身が、観劇してるときは楽しんでるけど、なんかそれについて書く気になれなくて、時間が過ぎてしまう。
このところの日常が、タカラヅカについてあれこれ思う余裕がない生活だからでもあり、
あれこれ思うほどの情熱が湧かない、というのもある、かもしれません。
相変わらず、日々熱心なヅカ友たちと、わが身を比較すると、
決定的なちがいは、やはり、贔屓がいるかいないか、につきるでしょうね、結局のところ。
そこそこのお気に入りは何人かいても、つまるところ何人もいるのは、決定的な誰かがいない証拠よね。
もう何年もこの状態。だんだん情熱が薄れるのは仕方ないかもしれません。
情熱の持続には、体力がいりますから。

などと、前置き&言いわけはこれくらいにして。

月バウ「アリスの恋人」観てきました。

主人公ふたりは、現実には、現代、今の時代に生きるふつうの若者。
仕事に挫折して、失恋して、やけ酒飲んで泥酔した若い女の子が、
ひょんなことから、妄想オタク?の男の夢の中に入り込んでしまう。
そこは、例のルイスキャロルの、「不思議の国のアリス」もどきの世界で、
という設定の、ファンタジーですね。

話としては・・・ストーリーを追えば、ああそうなんですかって程度の話で、
感動するとか、何か教訓があるとか、心にひっかかるとか、そういうのはない。
まあ、割り切って、各キャラを楽しめば、後味も悪くないし、いやな感じはなかった。

ご贔屓やお目当てがいれば、楽しいですよ、みんな可愛いもんぴかぴか(新しい)
何回でも見たくなると思うわ。

贔屓がいなかったら、一回で十分かな(笑)。

みりおくんは、さすがです。
歌は聴かせてくれるし、最初は屈折して暗く心閉じてた青年が、アリスと出会って、自分をみつめなおし、葛藤や不安を乗り越えて心開いていく過程を、しっかりとみせてくれたと思う。
ちゃぴちゃんは、う〜〜ん、期待してただけに、ちょっと物足りないかな。
素直な演技は好感持てるけど、気持ちが先行しすぎてて、どたばたしてる感があった。
まだまだ、娘役若葉マーク状態ね。
姿はきれいな人なので、お化粧と、立ち居振る舞いで、もっともっと可愛らしくみえるはず、成長努力をお願いしたい。

狂言まわしの、マーチラビットは、たまきちくん。
相変わらず、若いのに落ち着いてる(笑)。
三月ウサギって、「お茶の時間だ〜〜〜遅れる〜〜〜」っていつも慌てて、アリスが思わずついていってしまうあのウサギよね。とてもそうは見えない。
たまきちウサギよりも、いつもアリスが慌ててます。

ジョーカーの一色さん、チェシャ猫の、まんちゃん、ヤマネねずみの、ちなつちゃん。
この3人は、すっとぼけた癒しキャラ。
人のことなどお構いなしに、楽しそうにやってますね。実に可愛いです(笑)。
映画ではジョニーデップがやってた、マッドハッターは、ゆりやくん。
キザってみたり、純情だったり、間抜けだったり、大活躍。

白の女王の手先の、ルークとボーンは、騒々しいだけで、何のためにいるのかよくわからない。
もっとクールな役柄にした方が、対比がおもしろかったかも。
白の女王の、花瀬さんは、まんまバラの国の良いお后さんでした(笑)。

ナイトメアのマギーは、まさしく夜の闇のように濃厚で、ひとり存在感抜群。
もっともっと悪キャラでいてほしかった。倒し甲斐のある敵のほうが面白いじゃない。

そして今回、一番気に入ったのは、赤の女王、愛風ゆめちゃん。
超わがままで、キュートで、可愛いこと!!!
いったいこの話は、どう収拾がつくんだろうと途中不安になったけど、
赤の女王がしっかりしてくれてたおかげで、まあ、納得のいく終わり方となりました。
ゆめちゃん、えらかった。
今まで観た、ゆめちゃんの役で、一番良かったです。

結末は、ネタバレになると面白くないので、ここには書きませんが、
さきほども書いたように、後味は悪くなかった。

ただ、せっかくの、満を持しての、みりおくん主演を、こういう軽いファンタジーで終わらせてしまうのは、なんだか私としては、ちょっともったいない気がした。
今の、みりおくんならば、もっと本気で体当たりできるような、ややシリアスで重めの内容であっても、十分に観せてくれるだろうと思う。
みりおくんて、顔は可愛いけど、意外と骨太な、しっかりした演技をする人だと思うのよ。
この時期のみりおくんで、そういうのが観たかった。
いえ、もちろん、私の個人的な、勝手な願望です。それは、次に期待することにします。
タグ:みりおくん
posted by 白花 at 17:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 月組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月07日

クラシコイタリアーノ、ナイスガイ初日

友人の代役でw、急きょ観ることになった宙初日。

ヅカ友に報告したら、「雪のようなことはないと思うので、楽しんで来てね」と言われちゃいましたわーい(嬉しい顔)

そうなの、実はね、先月の雪組公演も初日とまんなかへんと、二回観たんですよ。
でもさすがに、呆れて、何にも書けなかった。
いやなことを、延々と書くのは、いやだもん。
皆さんの感想と、おんなじです。
特に、このごろテンション低めの私としては、
こういうのが続くんだったら、タカラヅカファンとしては、本当につらいなあと思ってた。
宙組も、まあ、景子先生と、大介先生だから、児玉さんのようなことはないとしても、
開いてから、作品の評判きいてから観ようかな、なんて思ってたんですよね。

でも、結局、神様が私に、ちゃんと観なさいって、そういうことだったみたい。

皆さん、どうぞ、ご安心くださいグッド(上向き矢印)

大丈夫、クラシコイタリアーノは、文字通り、「スーツもの」で、
ふつうに宝塚らしく楽しめましたよ!
ゆうひさんも、かなめちゃんも、すみかちゃんも、それぞれに持ち味全開。
幕あきから、ずら〜りとカッコいい男役さんたちが並んで、
なんといっても、真っ黒のスーツ姿のゆうひさんの、完璧なお姿!!
スタイリッシュでカッコいいこと。
伝統と野心の葛藤、どうなるのかなと途中ちょっとはらはらするけど、最後は心あたたまるいいお話でした。

ショー「ナイスガイ」は、とにかく豪華で宝塚らしい。
宙組のショーは、層が厚いなあ。アンサンブルはさすがだし、男役はイケメンずらり。
珠洲さんと、かちゃが、茶色いドレスで、カッコよく女役で踊るコットンクラブの場面は、衣装も音楽も、大人っぽくて迫力満点。
スピーデイーで、ゴージャスで、安心して身を委ねられます。
お芝居もショーも、とにかく下品な場面がありません、あはっ(笑)。
宝塚なんだから、当然のことなんですが、
それがどれほど大事かと、劇団がちゃんとわかってくれたなら、
それでいいかな。
・・・わかってくれたかな??

なんとなく、これ本来は、さよなら仕様なんじゃないかとふと思ったけど、
さよならでなくて、よかったわ。
いろんな意味で安心したから、

さあ、来週も観に行きますよ〜るんるん
posted by 白花 at 20:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 宙組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月26日

ランスロット初日

若手ホープのバウ初主演の初日、何ともいえず、昂揚感があっていいもんです。
「ランスロット」ポスターみたら、あまりにも水様そっくりで、涙出そうになった(笑)。
舞台姿は、落ち着いていながらも初々しい、マカゼくん。
もう研6?まだ研6?よく頑張りました。

アーサー王と円卓の騎士たちの物語をもとにした、不倫ファンタジー。
一幕は、いったいこの物語はどこへどう向かうつもりなんだろうと、やや心もとなかったんだけど、
最後は、なるほど、座り心地の悪かった椅子を並べなおしてやっと収まったみたいな、まとめ方でした。聖杯伝説もからませて、そこがポイントみたいなんですが、でっかい聖杯がぼわ〜んと現われると、なんかコントめいてしまって、唐突な感じがした。生田大和先生、もう少し物語を整理してほしいな。登場人物が重複したり入り組んだりして、わかりづらい。

真風ランスロットは、誠実で不器用な、恋と忠誠の板挟み、悩める青年。
今日は初日でまだまだ固かったけど、きっと日に日に良くなっていくことでしょう。
許されぬ愛に苦しむ、王妃グウィネビアわかばちゃんは、まんま、お姫さま。
ひとめで、文句なくヒロインとわかる、姿の良さ、品の良さ、可憐さ。
今のタカラヅカでは貴重です。
処刑される前の黒いドレス姿は、お人形のように美しい。
なんか、お花さまの下級生の頃を思い出す、硬質な美貌。
課題は歌、声質が通りにくいのかな?

アーサー王、ミッキーが、堂々の二番手さんでした。
歌がうまい人だとは、なんとなく知っていたけど、芝居もうまいのね。
清廉で高潔な人柄の王様が、人間として苦悩する心のありようがちゃんと伝わってきて、
この王様には、幸せになってほしいと思ったわ。立派でした。
その側近のケイ千寿はるくんの芝居もセリフ明瞭で良かったし、悪い魔女の娘、夢妃杏瑠さんは、歌がうまかった。そういうのがわかるのも、若手バウの楽しみね。
モルドレッドのキキちゃんは、後半突然悪い奴として登場。敵キャラ大活躍。
楽しそうにやってます(笑)。

途中まで、魔術師マーリンが、れんたくんだとは気がつかなかった。
悪い魔女の花愛瑞穂さんの、自在に声を操っての歌声はさすが。
モルゴースと、モルガンは、歌うま親子だわ。
結局モルゴースは、復讐をあきらめたのかな?

芝居が終わっていったん幕が下りたあと、なぜか突然、エンビでショータイムが始まります。
初主演へのご祝儀?
最後、挨拶になると、笑顔がほっとして、おっとり、ゆりかちゃんになっちゃうマカゼくん。
客席もしっかりと埋まって、良かったね。
それだけ、みんなが期待してるんですよ。
宝塚のために、しっかり精進して、大きな星になっていってくださいね。
スタンデイングも、たくさんの拍手も、「これからの成長に期待」の意味。
作品や物語に感動するレベルには、まだまだ遠い、と思う。
でも、若手らしい、気持ちのいいバウ公演。
観れて良かったわ。
posted by 白花 at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 星組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月24日

「アルジェ」のつづき

「アルジェの男」「ダンスロマネスク」。
個々の感想は改めて書きますなんて、書いておきながら、日はどんどん過ぎていく。
どうしよう、どうしよう、って、夏休みが終わりそうな小学生みたいねあせあせ(飛び散る汗)

きりやん、ジュリアンは、最初観たときは、野心ぎらぎらっていうより、あっさり見えて、
その場その場の空気でそうなって、後に引けなくなっちゃったんですか?みたいな、
ちょっと物足りなさがあったんだけど、(出世面でも女性面でも最後の逃避行すらもね)、

新公後に観たら、輪郭がはっきりして、気持ちの動きが感じられて、納得がいった。

な〜んて、エラそうに言ってますが、更なる進化に感心したってことです。
きりやんが、きりやんではなく、ジュリアンに見えるようになってました。

そしてなんといっても、まりもサヴィーヌがね、けなげで、切なくて、心打たれる。
「言いわけはしないわ」「私はどうなってもいいの」「私のやったことが全部無駄になってしまう」
「だから、ジャックとのこと、許してね」
セリフのひとつひとつに泣けるんですよ。
いい女。背筋がぴんとまっすぐにのびてる。

まりもちゃんでなかったら、この役は、ひとつ間違うと、ただの、しょぼくて可哀そうな女になってしまうだろな。少しでも、下心的なものを感じさせると、最後のジュリアンの決断が、希望ではなく、みじめでつらいものなってしまうもの。ジュリアンは、あきらめたんじゃなくて、気がついたんだって、そう思わせてくれるのは、サヴィーヌの潔さ、純粋さが、あってこそ。
懐深いトップさんのもとで、しっかり成長してますね、まりもちゃん。
怪我をしてると聞いたけど、どこが?というぐらい、ダイナミックに踊ってます。
ベリーダンスのスタイルとダンスのキレの良さは、圧巻。
どの男役よりも目をひく男前ですぴかぴか(新しい)

まさおジャックは、最初観たときは、線が細いから、ちょっと無理してる感があったけど、
二回目観たときは、ふっきれたのか、ほんとにイヤ〜な奴になってました(笑)。
ただ、まさおくんの悪役は、ショーヴランのような、暗い瞳に屈折した悲しみを感じさせる役の方が、魅力的だと思うな。ショーヴランは悩むけど、ジャックは全然悩んでなくてむしろ楽しんでるからね。軽い。だからこそ、殺してしまうことに、サヴィーヌもジュリアンも、罪悪感を感じないんでしょうけどね。まさおくんタイプには、難しいところだろうなと思う。

逆に、みりおアンリは、ぐっと感情を抑え込んで屈折して、最後に爆発させる。ある意味美味しい役どころ。静かにじっと感情を押し殺してアナベルに仕える、地味なみりおくん、素敵ですぴかぴか(新しい)
アナベルは、アンリのきれいな顔が見えてないから、魅力に気がつかず、口のうまいジュリアンにしてやられてしまうのね。超イケメンが、あんなに献身的に傅いてくれてんのに、なんてもったいない、と、おばちゃんは残念だけど、まあ、目が見えない人にとっては、相手の美貌うんぬんはあまり興味がないかも知れないわね。

アナベルの、みくちゃんは、ぴったりの役。可愛いらしくて、いじらしい。ピアノもうまい。
もうひとりのお嬢様、エリザベートりっちーは、いつもながら、無難な役づくり。
それが持ち味なんだけど、この人でなくたって別にいいんじゃない?と思わせるのは、ちょっと残念だと思う。

ボランジュ夫妻はさすが大物。
越りゅう組長、仕草のひとつひとつが、ダンデイでカッコ良くて、惚れぼれしちゃう。
タダモノではない、器の大きさと、「選ばれし者」の存在感。
ジュリアンは太刀打ちできないって、観てるだけで納得させる、凄い。
奥方の、あーちゃんは、いつもながら、おっとりと美しい。
月組は、美男美女の組長、副組長を観るのが楽しみでもありますね。
ライバルマギーも負けないくらい濃くて、アクが強くて素敵。
友人もりえちゃんは、正反対に善人。このあたりの個性しっかりぶりが月組らしい。

個性しっかりといえば、今回、ツボったのは、
下町の酒場のマダム、妃鳳こころさん。
妖艶な美人。しかも、声が何ともいえず、深くて響きが良くて色っぽい。
正直、今まで知らなかったけど、雰囲気のあるいい女役さん。
今後注目しよう。

そして、皆さん絶賛の、トシちゃんのカゲソロ。
最初聴いたときは、あまりの美しい声に、背中がゾクゾクしましたよ。
貴重な、歌ウマ二枚目さん。もっともっとバンバン歌って欲しい。
月組って、よそに比べると(笑)、男役さんたちみんな、歌ウマだわね。

ついでに、ショーについても。
「ダンスロマネスク」。
展開が早くて、ストーリー性があって、歌もダンスも堪能できて、
久々に、「ショーは文句なく良かった」。

きりやんの、せむし男の場面に涙が出そうになる。ここも、まりもちゃんがカッコいい。
月色男子で並ぶ若手さんたち、こんなに若手がいるんだと、改めて思った。
やはり、月組。若手もなんかみんな個性的、ひとくせあるわ。
かもめの場面は、いいなあ、心が無心に洗われる。
ロケットの中心は、娘役になった、ちゃびちゃんかな?
顔ちっちゃくて、きびきびしてて、爽やかで男前(笑)。
黒えんび、先頭が、びしっと決まると、後ろも綺麗に揃って見える。
きりやん、さすが。
でもちょっと不満・・・なのは、振付。
構えて揺れて、マスゲームみたいに降りて来るだけって、せっかくなのに、つまらない。
亡くなった喜多先生だったら、こんなスカみたいな振りはつけなかったんじゃないの?
そう唐突に、昔の先生を思い出すぐらい、ここだけが、残念だった。

デュエットダンスは、まりもちゃんが伸び伸びと踊ってて、きりやんも楽しそうで、
ああ、いいコンビだなあと、思った。

エトワールは、羽咲まなさん。退団なのね。
この人も、職人系の月組らしい、実力派の娘役さん。
歌もダンスもお芝居も、なんでもできる人だから、
むしろこれから劇団に必要な人だったんじゃないかな、ちょっと残念だけど、お幸せに。

芝居も、ショーも、内容のいい公演。
もう一回観たかったけど、時間的に無理だった。
東京の方、地味だという先入観なしで、観て損はないですよ。
ぜひご覧くださいね。
posted by 白花 at 18:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 月組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月21日

アルジェの男

久々のタカラヅカ、やっと観れました。
月組「アルジェの男」「ダンスロマネスク」。

きりやんになってからの月組は、自分的には、はずれがない。
きりやんが安定してるし、組の雰囲気まとまりが良くて、前回のきむしんものですら、
作品があれなのに(笑)、ちゃんと見せてくれた。
だからたとえ、地味そうな再演ものだとしても、そこそこ楽しめるだろうなという程度の期待で、
(ごめんなさい、特にひいきがいるってわけでもないので)気楽に観に行った。
ちょうど仕事夏休みで、やっぱり夏休みは劇場で涼みながら霧、夢の世界っていうのが一番ですからね。
初見は、新公の前の週。

ところが、これが、期待以上に良くってね!!
お好みの問題もあるかもしれないけど、私は、この芝居、大好きだわハートたち(複数ハート)
今さらだけど、柴田作品、大野演出なのね。なるほど。
観るまでは、一回でいいかななんて思ってたのに、新公もなかなか良かったし、新公あけにも、また観に行ってしまった。時間が許せば、まだ観たいなと思ってる。

大人っぽい味わいの、フランス映画みたいな、独特の世界。

どん底から抜け出て、這い上がりたい野心、希望。災い転じて運をつかんだ若者は、夢中で這い上っていく。
切り捨てたものの中には、どん底の中で心通わせた恋人もいたし、そこであがいていた自分自身もいる。
切り捨てられたサヴィーヌは、けなげにも、ジュリアンの夢がかなうことだけを願い、それを生きる希望にしている。「ジュリアンと自分」の幸せなど望まず、ただ、ジュリアンだけの幸せだけを願いそのためにはどんなことでもする。日蔭者でも、心は錦。究極の自己犠牲。

そして、サヴィーヌにくっついてきたジャックは、疫病神のようにジュリアンにつきまとい、前途に影を落とす。サヴィーヌもジャックも、ジュリアンがアルジェに置いて来た、ジュリアンそのものの本質の、投影のように感じられる。だから、愛おしさも憎さも増幅されて、感情的な衝動の前に理性を失うのね。エリザベートや、アナベルに対しては、冷徹に計算してるくせに、サヴィーヌとジャックに対しては、激しく動揺するジュリアン。

たたみかけるように急展開する終盤、結末は、え??これで終わり?という衝撃的なものだった。
まるで突然にFINの文字がスクリーンに浮かびあがるような、それを観ながら、しばらく茫然とし、やがて、あ〜あ、やっぱりそういうことになってしまったのかと、納得するような。
なるほどこう来たかって感じ。
突然の幕切れって、余韻が残るものなんですね。お見事でした。

ジュリアンをめぐる3人の女性たちをはじめ、登場人物がみな存在意味を持ち、絡み合い、結末へと向かう。キャラがしっかりと描き分けられてて、観ていて混乱がない。
これぞ、柴田作品ですね。

きりやん、まりもちゃん、その他出演者それぞれ、よく演じてました。
個々の印象はまた改めて書きます。
posted by 白花 at 20:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 月組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月08日

ハウトゥー・サクシード

思いっきり嘘の世界は素敵である、と昨夜は心から楽しめた。
良く考えたら、え?っていう、シニカルなクスクス笑いも、まあ嫌いじゃないけど、
どっちかっていうと、単純なオバサンだから、テレビのお笑い番組とかでも、
馬鹿馬鹿しいぐらい、明るくて、ナンセンスなのを、あんまり何も考えず、そのときだけギャハハと笑うのが大好き。
特に、このところの、やや右斜め下気味の自分の心境としては、
中途半端なシリアスものを、いろいろと自分のなかで、+に変換しながら右斜め上、まあまあと観るよりも、何も考えずに、あはははわーい(嬉しい顔) がいい。

「ハウ・トウ・サクシード」(どうでもいいけど、これ、カタカナで入力するの面倒臭いね)、
正直、初演のイメージがあまりにも強くて、あんまり気が進まなかったのに、観たら、
いいじゃないの、これ黒ハート
るんるん〜すべて、決定!!♪ 

そうそう、初演のときも、ちょうど人生ちょっとしんどい時期で、このバカバカしいまでの、アメリカ〜ンな明るさが、大好きで、それで、通ったんだわ。思い出したわ。
他の人はどうだか知らないけど、私、この「作品」が好きだった。

再演を観るとき、原則、昔のことはわざわざ言うまいと思う。
「懐古趣味の文句たれ」は、好きじゃないからね。
ただ、この公演のように、懐かしく楽しく思い出しながら観ることで、思い出と、今とを、両方楽しめたら、それはとても贅沢で幸せな観劇だよね。
幸せな気持ちハートたち(複数ハート)で、観ながら思い出してました。

強烈な上昇志向の、みきさんフィンチ。
ぶっとんでた、タモちゃんバド。
歌はうまかったけど、結構したたかな感じがした純名ローズマリー。
脇の人たちもそれぞれ超個性的でね、特に女役さんたち。
詩乃ヘデイ、渚スミテイ、なんといっても美月ミスジョーンズ、凄かったわ。

よく語られる、伝説の新公も、覚えてる。
一部は、きりやん。二部は、すみれさん。
私の印象としては、きりやんは、へえ、新人なんだ、上手だけど、まだ固いなあ。
すみれさんは、待ってました、新公初主演。
端正な、やり手ビジネスマンのフィンチでした。
ブラザーフッドの大合唱は鳥肌ものでね。幸美あんなさんのミスジョーンズとのファルセットの掛け合いが、すごかった。すみれさんの、歌の実力に感心した新公でした。
コムちゃんのバドはね、ははは、ご愛敬でした。可愛かったぴかぴか(新しい)

そして16年たって、組カラーもメンバーもちがう雪組での再演。
それはそれで、このメンバーならではの、軽妙で楽しいアメリカンミュージカルになってた。

なんか、ちゃっかりしてて愛嬌のある音月フィンチ。
ちょこまかと悪だくみする、小悪党、ちぎバド。
素直で可愛らしい、みみローズマリー。
そして、個性派女優陣は、今回も、水を得た魚のよう。
ふだんの「宝塚の娘役」の枠からはみだして、思う存分やれるから、
実力のある、雪娘さんたちには、ぴったりはまりましたね。

一番は、舞咲ミスジョーンズ。
ブラザーフッドのド迫力、歌といい、表情といい、もう圧巻。
凄かったわ。
常々、姫ちゃんは、お芝居をやりすぎてアクが強くなってしまうタイプ。
それがむしろこの役には良かったみたい。ここまでやってくれたら、笑って拍手です。
同じく、迫力満点、晴華ヘディ。
肉感的に攻める攻める(笑)。コケティッシュなプリプリシガレットガールだった、初演さっちんに比べて、かおりちゃんは、重量感あるグラマーお姉さん。笑わせてもらいました。
あゆスミティの、ワンテンポずれた眼鏡OL。
内またで、ちょっとどんくさくて、膝かけ毛布持って歩いてそうで、いるいる、こういうマイペースな天然キャラ。
電話に向かって直角に腰を折る、きたろうトウィンブルさんも、いるだけで可笑しい。
ワンパー会長との演じ分けは、ちょっと難しかったかな?でも、どちらもうまい。
ちぎバドといい、ニジンスキートリオは、思い切り正反対を楽しんでるみたいね。

そして昨夜、七夕は、なんと素敵なオマケ付きでした。
終演後引き続き、トークショーがあるとは知ってたので楽しみにしてたけど、
まさか、客席で、し、しかも、すぐ近くで、おさコムが観劇なんて・・・ハートたち(複数ハート)
きゃあ!!!嬉しすぎて、心臓止まりそうだったわ。
ちょっと後ろからふたりの様子が見えて、何だかすごく楽しそうにしてたのも嬉しくて、
二重に楽しい観劇でした。

トークショーは、桂ちゃん、ちぎちゃんと、すみれさん、コムちゃん、酒井先生。
おさコムは、どちらも髪を長くしていて、すみれさんはすっかり「セレブな奥様」(bv酒井先生)、コムちゃんはちょっと太ってて、気さくな若奥さんみたいな感じだった。
ふたりとも、この観劇をとても楽しみにしてらしたそうで、16年たってるので忘れてるかと思ったら、音楽が始まったらどんどん思い出して、セリフを先読みして待つ・・・みたいな感じだったそうです。新公は、すみれさんにとっても初主演だったので、ただただ一生懸命。役づくりにまで至る余裕はなかったと思うとのこと。
酒井先生の、生徒さんたちへの温かいお人柄と、偉大な元トップさんふたりの優しく嬉しそうな笑顔、すっかり下級生モードの、キムチギも可愛かったです。
公演プラストークショー、通して約4時間近く、長く充実した、
久しぶりに宝塚っていいなと実感できた、楽しい七夕の夜だった。

・・・さあ、この気持ちを持続できるかな・・・なんてね。
posted by 白花 at 16:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 雪組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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